自民党の江崎鉄磨・元沖縄北方相(81)=衆院愛知10区=が次期衆院選に立候補せず、政界を引退することが5日、わかった。
関係者によると、江崎氏は4日夜、森山裕・幹事長や二階俊博・元幹事長らに引退の意向を示したという。理由については、自身の体調不良や側近として支えてきた二階氏の政界引退が節目になったと説明しているという。
江崎氏は通産相などを歴任した父の故・真澄氏の地盤を引き継ぎ、1993年の衆院選で初当選。これまで8回当選を果たした。旧二階派に所属し、党総務会長代理などを歴任した。
後継候補に、江崎氏は世襲には否定的で、県議らの名前が挙がっている。(嶋田圭一郎、野口駿)
自民県連、神田憲次氏の公認申請せず党本部に一任
自民党県連は5日、衆院愛知5区(名古屋市中村区など)について、現職の神田憲次氏(61)を公認候補として申請しないことを決めた。地元支部は新顔の歯科医師、岡本康宏氏(42)の公認を求めているが、県連は党本部に決定を一任するという。
神田氏は昨年11月、固定資産税の滞納が発覚し、財務副大臣を辞任。また地元での活動不足に対する不満も根強くあり、県連は党本部に候補者の差し替えを求めていた。
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