石破首相は10月5日、石川県の能登半島を訪れ、地震の被災地を襲った豪雨災害について復旧事業の国の補助率を引き上げる「激甚災害」への指定を速やかに行う方針を示しました。

石破首相は9月の豪雨で複数の住宅が流された輪島市の被災現場を訪れ犠牲者に黙祷を捧げた上で大雨当時の状況や被害について説明を受けました。その後、1月の地震に伴う火災で焼けた朝市通りを訪れたほか、輪島市と珠洲市の避難所で被災者の訴えに耳を傾けました。被災者から「どうか助けてください、お願いします。本当に立ち上がれない」と懇願されると石破首相は「国もわかっているなと思ってもらわないといけんと思っている。よし、立ち上がろうという気になってもらうようにやります。ぜひ何でも言ってください」と応じていました。

その後、石破首相は馳知事からの要望を受け「激甚災害指定は速やかに行っていく。国として最大限の財政支援をするのは当然のことだ」と述べました。

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