神田氏

自民党愛知県連の丹羽秀樹会長は5日、衆院選で愛知5区の現職神田憲次氏(61)を党本部へ公認申請しないと明らかにした。神田氏は昨年、過去の税金滞納を認め、財務副大臣を辞任。党地元支部は新人の歯科医師岡本康宏氏(42)の擁立を県連に要請していた。

記者団の取材に応じた丹羽氏は「党本部の判断を仰ぎたい」と述べ、5区は「空白」で申請する方針を示した。党本部が神田氏を公認した場合は「従うしかない」と語った。

5区はほかに、立憲民主党の西川厚志氏(55)、日本維新の会の岬麻紀氏(55)、共産党の江上博之氏(69)が立候補を予定している。

一方、丹羽氏は派閥裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があった県選出の3議員は公認申請すると明らかにした。〔共同〕

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