石破首相は自民党の派閥の政治資金問題で、「党員資格停止」処分を受けた人など「相当程度」の数の人を次の衆議院選挙で公認しない方針を示しました。
萩生田元政調会長らが対象となります。

石破首相:
相当程度の非公認が生ずることとなるが、国民の信頼を得る観点から、公認権者として責任を持って最終的に判断をしていく。

非公認となるのは、まず「党員資格停止」処分を受けた人で、旧安倍派幹部の西村元経産相、下村元文科相、高木元国対委員長が対象です。

現在も「党の役職停止」処分が続き、政治倫理審査会で説明していない人も対象で、萩生田元政調会長、三ツ林議員、旧二階派の平沢元復興相が非公認となる見込みです。

さらに、処分を受けて説明責任を十分に果たさず地元での理解が進んでいないと判断される人も対象です。

非公認となる議員は、9日の選挙対策本部で正式決定します。

非公認・高木毅元国対委員長:
私にとって大変厳しい判断をいただいたと思っていますがぜひとも立候補させていただきたい。ほかの党から出ることはございません。

萩生田氏は自身の事務所のXに「党の決定を重く受け止めている。大変厳しい判断をいただいたと理解している」と投稿しました。

また石破首相は、政治資金収支報告書に不記載があった議員は全員、比例代表との重複立候補を認めない方針も示しました。

立憲民主党・野田代表:
大半が公認される仕組みではないか。この仕組みでは、私は国民の理解を得ることは全然できないと思います。

立憲民主党の野田代表は7日の代表質問で、石破首相に公認問題をただしたい考えです。

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