加藤勝信財務相が、就任にあたり報道各社のインタビューに応じました。

加藤財務相は、当時の大蔵省出身です。

大臣着任の思いを、「入省した時と同じで、担う大変重たい役割をひしひしと感じた」と述べたうえで「財務省のみなさんが責任と誇りを持って働ける環境をしっかりとつくりたい」と意気込みを語りました。

財政運営については、「賃上げと投資が牽引する成長型経済を作る努力をしていきたい」としたうえで、「健全化が当然求められるし、どんな自体にも対応できる財政の力の確保も大事だ」と強調しました。

少子高齢化で費用が大きくなる一方の社会保障については「必要なサービスが必要な方に届くために能力に応じた負担が大事だ」と指摘し、さらに実施の見送りが進んでいる防衛増税の時期について、「2027年に向けて複数年かけて段階的に実施するとした税制改正大綱を踏まえ、この年末に向けた党の税調で議論されると考えている」としました。

また、金融相として、相次ぐ大手金融機関の不祥事には「利用者不安や心配にも繋がっている」と懸念を示し「金融庁として毅然とした姿勢で取り組んでいかなければならない」と強調したうえで「国民の金融への信頼は、結果的に経済全体を回していくという意味でも非常に大事だ」と述べました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。