岡山市北区御津地区を流れる三谷川周辺で、有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASが国の暫定指針値を超えて検出されたことを受け、岡山市の大森市長は10月7日、実態調査を進める姿勢を示しました。

(岡山市 大森雅夫市長)
「一番重要なのは、岡山市民に直接影響がある水道の取水口あたりでの(PFASの)数値であるということ。これは問題ないとしているが、市としては実態調査をしっかりと進めていく」

この問題は、岡山市が2024年8月から行った川の水質調査で明らかになったもので、北区御津地区の三谷川の向田橋付近では国の暫定指針値の2.6倍にあたるPFASが検出されました。三谷川が合流する旭川や水道水からは検出されておらず、今のところ健康被害の報告はないということです。

また、市内全域の水道水に影響はないとされていますが、現時点で原因は分かっておらず、大森市長は改めて実態と原因の調査を進める姿勢を示しました。

市は三谷川周辺地域の住民に対し、川の水を飲料用として使わないよう呼びかけています。

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