閣議後記者会見で旧統一教会との接点を認めた牧原秀樹法相=東京都千代田区の法務省で2024年10月8日午前9時21分、三上健太郎撮影

 牧原秀樹法相は8日の閣議後記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連のイベントに、秘書の出席も含めて計37回参加していたことを明らかにした。自民党は2022年9月、党所属の国会議員に対して旧統一教会や関連団体との関連を巡る点検結果を公表していたが、牧原法相は含まれていなかった。

 牧原法相によると、旧統一教会が主催した会合には3回、関連団体の会合には34回参加した。関連団体の会合に自身が出席したのは9回で、他は秘書が参加したという。

 牧原法相は衆院埼玉5区が地盤。地元市議の支援者の中に教団関係者がいて、05年の初当選時から選挙でボランティア支援を受けていたことも明らかにした。

 牧原法相は記者会見で、自身の接点が党の点検結果に含まれていなかった理由について、「正確な情報の把握が当初の期限には間に合わなかった」と弁明。23年2月に党に対して最終的な報告をしたとしている。

 牧原法相は7日の衆院本会議で旧統一教会との関係を問われ、「一切の関係を絶っている」と述べていた。【三上健太郎】

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