兵庫県知事だった斎藤元彦氏の失職に伴う知事選(31日告示、11月17日投開票)で、同県尼崎市の元市長稲村和美氏(51)が8日、無所属での立候補を正式表明した。県庁で記者会見し「県政の混乱と停滞に強い懸念を抱いている。経験を生かし抜本的な改革を進めたい」と述べた。  立憲民主党県議らの会派や、独自候補を模索する自民党県議の一部に推す声がある。  稲村氏は会見で「対話と信頼なくして改革はない。みなさんと一緒に新しい未来を切り開けると確信している」と強調。斎藤氏の疑惑告発文書問題については「一連の対応を検証、総括する必要がある」と述べた。


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