記者会見で自作しているというマスクについて語る福岡県太宰府市議のタコスキッド氏=福岡市博多区で2024年10月8日午後3時30分、長岡健太郎撮影
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 現役の覆面プロレスラーで福岡県太宰府市議のタコスキッド氏(48)は8日、次期衆院選の福岡5区(同市など)から無所属で立候補すると県庁で明らかにした。これまで覆面の候補者が地方選で当選した例はあるが、衆院選への立候補は異例とみられる。

 タコスキッド氏は2021年12月の太宰府市議選(定数18)に覆面姿で立候補し、初当選。党派はれいわ新選組で、覆面のまま議会などで活動している。立候補理由について「みんなが何の心配もなく、笑顔で暮らせる世の中をつくりたい」と語った。

 福岡県選管は、覆面候補者の立候補の届け出について「公職選挙法に基づき、覆面の有無にかかわらず、所用の書類がそろっていれば受理する」と説明。また仮に当選した場合は、衆議院事務局によると、過去に覆面で議会に出席した議員はおらず、着用しようとした場合は「協議になると思う」とした。

 福岡5区は他に、自民党新人の栗原渉氏(59)、立憲民主党現職の堤かなめ氏(63)、日本維新の会新人の松尾嘉三氏(56)、共産党新人の村山正美氏(79)、参政党新人の岡部吉高氏(42)が立候補を表明している。【長岡健太郎、山口響】

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