石破総理大臣は、初めての外国訪問となるラオスに向けて出発し、ASEAN(東南アジア諸国連合)との首脳会議や中国や韓国との首脳会談に臨みます。

 戦後最短で衆議院を解散し、その夜に日本を発つというドタバタでの石破外交デビューとなります。

石破総理大臣
「これまで築いて参りました日本とASEANとの信頼関係を一層強化したい」

 午後には、ASEANに中国や韓国を交えた会議を予定していて、多くの首脳らと初めて顔を合わせます。

 さらに、中国の李強首相との個別の会談も行います。日本産水産物の禁輸措置を早く解除するよう求めるほか、深センで児童が刺された事件についても真相解明を求める見通しです。

 政府関係者は、「言うべきことは言うが、認識のズレがあるので険悪になる可能性もある」と話します。

 一方、長年の持論であるアジア版NATO(北大西洋条約機構)については、今回は封印する考えです。

 石破総理としては、信頼のパートナーとするASEANの会議で外交を順調にスタートしたい考えです。

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