今月就任した小里農林水産大臣は10日午前、輪島港を訪れました。

輪島港では能登半島地震により海底が隆起したり岸壁が壊れたりして、およそ200隻ある船が一時、漁に出られない状態になったことから、地震で降起した海底を掘り下げる、しゅんせつ工事が進められています。

ただ、すべての区画で工事が完了するのは、早くても今年度末になる見通しだということです。

また11月解禁される、ずわいがに漁に向けて荷さばきを行う施設の工事も進められていますが、漁船の修理に時間がかかり解禁に間に合わない漁業者が出てくる可能性もあるということです。

こうしたことから視察のあと小里大臣は「製氷施設や給油施設、荷さばき施設などの復旧をもっと急いでいかなければならない。漁業者の皆さんが不安なく、将来に向けて操業を再開できる環境を早く目指したい」と述べ、自治体などと連携し迅速に復旧作業を進める考えを示しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。