参議院岩手選挙区の補欠選挙は、広瀬めぐみ元参議院議員が、公設秘書の給与を国からだまし取った疑いで東京地検特捜部の捜査を受けて自民党を離党し、ことし8月に辞職したことに伴い、行われます。
これまでに立候補したのは、届け出順に
▽参政党の新人で党職員の吉田利也氏(48)
▽諸派の新人で会社社長の小田々豊氏(69)
▽諸派の新人で政治団体役員の松島弘典氏(67)
▽立憲民主党の元議員で社民党県連合が推薦する木戸口英司氏(61)
▽無所属の新人で元岩手県滝沢市議会議員の田中亜弓氏(53)
の5人です。
自民党は候補者の擁立を見送りました。
選挙戦では、政治とカネの問題や、人口減少対策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。
立候補者が訴え
吉田利也氏は、「日本の国益を第1に、国土と富、食と健康、そして教育と国家アイデンティティーを守る。私たちが唯一、それを本気で考えている国政政党だ」と訴えました。
小田々豊氏は、「子どもと政治家の親ガチャをなくす。また、東京一極集中をやめて地方中心に変えていき、貧困を撲滅する」と訴えました。
松島弘典氏は、「大きな政府を選ぶのか、それとも小さな政府を選ぶのか。若者に夢や希望を持ってもらうための、政治を行っていきたい」と訴えました。
木戸口英司氏は、「地域経済を守り家庭の可処分所得をあげるための物価高騰対策、経済対策や財政対策、そして税制対策をしっかり転換する必要がある。日本を立て直す、その戦いを、この岩手からおこしていきましょう」と訴えました。
田中亜弓氏は、「何をもって幸せだと思うのか、何がうれしいのか、みんなたぶんばらばらだ。何がしたいのか何が困っているのか、声をくみ上げて明るいクリーンな政治をぜひ皆さんと実現したい」と訴えました。
参議院岩手選挙区の補欠選挙は10日午後5時まで立候補の受け付けが行われます。
投票は衆議院選挙と同日の10月27日に行われ、即日開票されます。
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