岸田文雄前首相(衆院広島1区)は、衆院選(15日公示、27日投開票)で比例代表への重複立候補を辞退する意向を固めた。党幹部に10日、「3年間党総裁を務めた責任を取る。国民の信頼回復に向けた覚悟を示す必要がある」と伝えたという。党関係者が同日明らかにした。
石破茂首相は、派閥の政治資金パーティー裏金事件で不記載があった現職国会議員・支部長30人以上について、比例代表への重複立候補を認めないと決定。首相に加え、森山裕幹事長ら党四役についても比例との重複立候補はしないと表明している。【飼手勇介】
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