石破総理大臣は就任後、初めての外国訪問としてラオスを訪れ、ASEANとの首脳会議に出席し、安全保障分野で協力を強化していく考えを示しました。

また中国や韓国、インド、オーストラリアなど8か国の首脳と個別の会談や立ち話を行い、このうち中国の李強首相とは、あらゆるレベルで意思疎通を重ねることを確認した一方、東シナ海の情勢や日本周辺で活発化している中国軍の活動に深刻な懸念を伝えました。

さらにアメリカ、中国、ロシアなども参加したEAS=東アジアサミットでは、ロシアや中国の軍事活動の活発化を念頭に法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化する重要性を訴えました。

このあと石破総理大臣は現地で記者会見し「今後も積極的な首脳外交によって友好国や同志国を増やし、わが国の平和と地域の安定のために全力を尽くしていく」と決意を述べました。

一連の日程を終えた石破総理大臣は、日本時間の11日午後9時前、政府専用機で帰国の途につきました。

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