立憲民主党と国民民主党の議員有志らが25日、次世代のエネルギーとして注目されている核融合(フュージョン)エネルギー政策に関する議員連盟を立ち上げた。立憲からは、原発政策をめぐって溝がある国民民主との「橋渡し役」として議連に期待する声が上がる。

 発足したのは、「フュージョンエネルギー推進議連」。立憲の大島敦衆院議員が会長、国民民主の竹詰仁参院議員が幹事長に就いた。電力会社の労組連合体である電力総連から支援を受ける議員のほか、国民民主の玉木雄一郎代表ら約30人が出席した。

 立憲、国民民主両党を支援する「連合」は次の衆院選に向けて、「対話と協力」を両党に呼びかけている。立憲中堅は「表のテーマはエネルギーだが、裏のテーマは立憲と国民の連携だ」とみる。

 一方、国民民主の出席者の一人は「考えが違うから立憲と分かれた。一緒になっても、すぐバラバラになる」と話している。(大久保貴裕)

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