自衛隊とアメリカ軍は、今月23日から来月1日まで、日米共同統合演習「キーン・ソード」を全国各地で行います。
これについてロシア外務省は11日、在ロシア日本大使館に対して「地域の国でもないNATO=北大西洋条約機構の加盟国が演習に参加してきており、その規模が年々拡大していることは断じて容認できない」として、アメリカ以外のNATO加盟国が参加して、演習の規模が拡大しているなどと抗議しました。
ロシア側は「ロシアとの国境に近い北海道も含む日本の領土で合同軍事演習が行われる」と警戒感を示しています。
これに対し、在ロシア日本大使館は11日、抗議は一切、受け入れられないと強く反論した上で、ロシア側に、日本周辺でロシア軍の活動が活発になっていることへの懸念を伝えました。
そのうえで、日本側は先月、ロシア軍の哨戒機が北海道の礼文島付近で日本の領空を侵犯したことについて再発防止を強く求めたほか、日本周辺での中国とロシアの軍の共同での行動に対する重大な懸念を改めて伝えたとしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。