初外遊となったラオスでの日程を終え、記者会見する石破首相=11日、ビエンチャン(共同)
石破茂首相は12日、日本記者クラブ主催の討論会で、衆院選で訴えたいことに関し「日本のあり方を根底から変えていくという意味で日本創生だ」と述べた。衆院選で政策活動費を使用するのは後ろめたくないのか問われると「それはございます。だからこそ抑制的にと申し上げている」と語った。衆院選で使うのかどうか問われ「現行法制の下では合法だ。抑制的に使う」と述べた。 衆院選で自民非公認の派閥裏金前議員が当選した場合については「どれだけ信任を得たかが重要な判断要素だ。すぐに要職登用するとは一度も言っていない」と述べた。 石破首相は日米地位協定の改定に重ねて意欲を示した。「沖縄の思いを無視することはしない。大変なのも分かっているが、これから党内で議論し必ず実現したい」と述べた。消費税率の引き下げは考えていないとした。 立憲民主党の野田佳彦代表は討論会で「自民党のトップが代わっても政治は変わらない。政権交代こそが最大の政治改革だ」と訴えた。
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