衆院選(15日公示、27日投開票)の新福島3区に立候補する予定だった自民党前職の菅家一郎氏(69)=比例東北=が12日、立候補しない意向を表明した。党派閥の政治資金パーティー裏金事件で処分を受け、公認を得られなかった。
福島県会津若松市内で記者団に明らかにした。これまでは無所属での出馬に意欲を示していたが、比例単独で東北ブロックから出馬を予定していた前職の上杉謙太郎氏(49)が裏金事件を受けて名簿登載を見送られ、不出馬を表明。菅家氏は「二人三脚で選挙戦を進めていた上杉さんの不出馬がショックで、私も『裏金議員』のレッテルを貼られて追い込まれていた。けじめをつけるべきだと考えた」と理由を述べた。
新3区には立憲民主党前職の小熊慎司氏(56)と、共産党新人の唐橋則男氏(63)が出馬を予定している。【錦織祐一】
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