石破茂首相(自民党総裁)は13日のNHK日曜討論で、核兵器の使用や保有、威嚇を全面的に禁じる核兵器禁止条約へのオブザーバー参加について「これからよく議論する」と述べた。
日本政府は、同条約に核保有国が参加していないことから、実効性を理由に参加を見送っている。一方、日本と同様に米国の「核の傘」に依存する北大西洋条約機構(NATO)加盟国のドイツやノルウェーなどは参加している。
首相は「核を使っても意味ないと(核保有国に)見せない限り、核は本当はなくならない。オブザーバーに参加するならば、どうやって核を減らしていくかという具体的な道筋を、きちんと私たちは提示したい。参加するかしないかは、これからよく議論する」と述べた。【富美月】
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