離党届を提出した経緯などを説明する小川久仁子県議(左)と鈴木エイト氏=高津区で

 自民党を党員資格停止中の小川久仁子県議(川崎市高津区選出、7期)は12日、高津区内のホテルで記者会見し、党県連に離党届を提出したと明らかにした。山際大志郎衆院議員が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を絶っておらず、15日公示の衆院選に神奈川18区(中原区、高津区)から自民党公認で立候補することに抗議するとしている。小川氏によれば、離党届は11日に県連へ提出したが、高津支部預かりになっているという。県連は離党届を受理せず、除名する方針。  小川氏は「教会と関係があるかどうかを再調査すべきだと県連に訴えてきたが、認められなかった。このままでは山際氏を応援することはできず、離党を決断した」と説明した。  会見に同席したジャーナリストの鈴木エイト氏は「山際氏には、教会にかなり深いところまで入り込まれているという疑惑がある。教会の組織的な政界工作の一つではないか」と指摘した。  党県連は2023年12月、小川氏が党の規律を乱す行為をしたとして「党員資格停止2年」とする処分を発表。同年4月の市議選に立候補した自民候補が旧統一教会と関係があると受け取れる文書を自分の支持者宅に郵送したなどと問題視した。(佐藤圭) 

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