静岡県の川勝知事の辞職に伴う県知事選挙に、共産党県委員長の森大介 氏(55)が党公認で立候補をする意向を25日明らかにしました。立候補の表明は3人目です。

森大介 氏:
有権者の最大の関心事であるリニア建設の問題と、浜岡原発の再稼働の問題でNOの審判を下して、県民の命と暮らしを守り希望の持てる県政を実現したいということで決意しました

森大介 氏は藤枝市出身の55歳で、共産党の機関紙「赤旗」の記者や党県委員会の書記長を経て、4月 県委員会の委員長に就任しています。

25日 記者会見した森氏は、今回の知事選でリニア新幹線の建設問題と浜岡原発の再稼働問題を反対の立場から有権者に最も強く訴えたいと語りました。

森大介 氏:
リニアと原発いずれも政策的には破綻していると思います。これらを国や大企業の言いなりに続けることは、私たち県民の命と暮らし、そして将来を脅かす負の遺産となりかねない

立候補予定者が3人に

5月26日に投票が行われる知事選には、元副知事の大村慎一 氏と、前の浜松市長の鈴木康友 氏がこれまでに立候補を表明しています。

25日 共産党の森氏が立候補を表明したことで、静岡県知事選への立候補予定者は3人となりました。

これまでに元総務官僚の大村慎一 氏(60)と、浜松市の前の市長鈴木康友 氏(66)の2人が立候補していました。

大村氏は自民党県連の推薦、鈴木氏は立憲民主党と国民民主党の推薦を受けていて、与野党対決の様相となり衆院選の前哨戦としても注目されます。

自民党の派閥の裏金問題や宮澤氏の女性問題などで、自民党がどこまで前面に出て支援していくか世論を見ながらの判断となりそうです。

知事選は5月9日告示、5月26日に投開票されます。

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