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 衆議院選挙が15日に公示され、27日の投開票に向けた選挙戦が始まります。解散から投開票までは18日間と、戦後二番目の短期決戦です。立候補予定者たちを追いました。

■自民・丸川氏 ステルス選挙活動の狙いは?

石破茂総理大臣
「政治とカネに対する深い反省を申し述べた上で、支持をいただきたいと思っております」

 「政治とカネ」の問題が争点の一つとなるなか、注目されているのが東京7区です。

自民党 丸川珠代氏(53)
「私の事務所には5年間で822万円の還付金がございました」

 いわゆる“裏金議員”の1人である自民党の丸川珠代氏。参議院からくら替えしての立候補を予定しています。

 比例代表との重複立候補が認められないため、「背水の陣」で臨む今回の選挙。丸川氏は街頭演説の予定などは公表しておらず、どこで何をしているのかは明らかにしていません。

 しかし、番組は13日、歩道橋の上を走る丸川氏を発見。向かった先は…。

 丸川氏は連休中に開催されていた「みなと区民まつり」のパレードの沿道に立ち、盛んに拍手をしたり手を振ったりしていました。

 時には、東京音頭のリズムに合わせて踊りも披露。沿道の人に自分から話しかけることは、ほとんどありませんでしたが、声をかけられると…。

丸川氏
「こんにちは。どうもありがとうございます。お疲れ様です」 有権者
「テレビで見てます」 丸川氏
「ありがとうございます」

 15日からの選挙戦では何を訴えていくのでしょうか?

丸川氏
「(Q.裏金問題は選挙にどう影響出る?)しっかり皆様に私の反省と、自民党が変わっていくということをお伝えしてまいりたいと思う」
「(Q.(選挙などの)活動予定を公表していない?)まだ決まっておりませんので。初めての選挙区ですので。大変恐縮ですが、その地域、地域で選挙のやり方が違いますので。協議しながら日々進めていくことになる。大勢を集めるタイプの選挙の地域ではないと理解しています」

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■維新・小野氏 「与党の過半数割れ」訴え

■維新・小野氏 「与党の過半数割れ」訴え

 対する野党は…。 日本維新の会 前職 小野泰輔氏(50)
「ありがとうございます。いつもご支援、感謝申し上げます」

 日本維新の会の前職・小野泰輔氏は演説をしながら、選挙区内をひたすら練り歩いていました。

 繰り返し訴えていたのは「与党の過半数割れ」です。

小野氏
「立憲民主党にとか、あるいは私たち維新の会に政権交代を任せるということではなく。まずは与党の過半数割れまで追い込んでいくことをやれば、日本が大きく変わっていく可能性、そういうものを皆さんで作っていくことができる」

 そのために欠かせないとされていたのが「野党候補の一本化」。党首たちは前向きでした。

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■絶好チャンスも…東京7区“野党一本化せず”

■絶好チャンスも…東京7区“野党一本化せず”

立憲民主党 野田佳彦代表(3日)
「裏金議員の選挙区については、なるべく候補者を絞っていった方が、野党側が勝てるチャンスが出てくる」 日本維新の会 吉村洋文共同代表(先月30日)
「その裏金議員のところは一本化で勝負をかけていくというのは、僕は一定合理的だと、筋通ってるんじゃないかと思います」  しかし、実際は、多くの選挙区で実現せず、東京7区でも立憲と維新がそれぞれ候補者を立てる結果となりました。 小野氏
「(Q.(立憲の)野田代表が野党の一本化を訴えていたが?)自分自身の持論として、それをやるべきだろうと思っていたが、実際には難しいので。もうちょっと時間をかけないといけない」
「(Q.一本化が進まないなか野党としてどう戦う?)メッセージを野党が発すれば、与党が過半数割れに追い込まれるということは十分あると思う」

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■立憲・松尾氏と参政・石川氏も立候補予定

■立憲・松尾氏と参政・石川氏も立候補予定

 立憲民主党の元職・松尾明弘氏(49)は、一本化の必要性は感じつつも譲れない部分があったと話します。 松尾氏
「維新とは基本的な政策で、ベーシックサービスで社会保障をきちんと充実させようという私たちと、ベーシックインカムをやりましょう、市場に色んな保障の分野を任せましょうというのは全然違いますし。安全保障の分野でも、核保有しましょうという人たちとはやっぱり違うので。なかなか一緒にはなれないかなと思います」

 演説では裏金議員を厳しく批判。その上で政権交代の必要性を訴えました。

松尾氏
「自民党の裏金議員が法律違反、ルールを守れない、脱税をしている。とんでもないと思っており、こういった裏金議員には、全員退場してもらわないといけない」

 東京7区からは参政党の新人・石川友梨香氏(28)も立候補を予定しています。

石川氏
「働けば働いただけ豊かになり、働いた分だけ休みを謳歌(おうか)できる。 そういった余裕が30年前はあったと、両親たちから聞いています。うらやましいですよ、その時代が。私たちは知らない。若者たちの、皆さんの生活をこれから豊かにするためにも、政治を変えていかなければならない」

(「グッド!モーニング」2024年10月15日放送分より)

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