立会人の確保が難しく、投票所の減少が続く中、鳥取県南部町の「大木屋公民館」の敷地に設けられた衆議院選挙の期日前投票の移動投票所では、16日、立会人の業務がオンラインで行われました。
敷地内には通信機能を備えた車が止められ、およそ12キロ離れた町役場にいる立会人がオンラインで映像を見て、現地にいる別の立会人とともに投票所の様子を確認します。
午前10時に投票所が開き、最初の有権者が訪れると、町役場にいる立会人は、投票箱に何も入っていないことを、現地の立会人とともに確認しました。
投票所は正午まで開設されていて、町役場にいる立会人は、訪れた有権者が投票する様子を見守っていました。
総務省は、国政選挙でのオンライン立ち会いは全国で初めてとみられるとしています。
投票に訪れた60代の男性は「集落から立会人を出すとなると、仕事があるので難しい。遠隔で立会人の業務をしてもらえるオンライン立ち会いはよいと思う」と話していました。
南部町選挙管理委員会の田村誠事務局長は「有権者の投票機会の拡充や確保のためにオンライン立ち会いは有効だと思うので、今後広がることを期待したい」と話していました。
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