今回の衆議院選挙で各党が何を主張し、どのような戦略で選挙戦に臨んでいるのかシリーズでお伝えします。17日は公明党です。
政治とカネの問題で与党への逆風が吹くなか、就任したばかりの石井代表は、“クリーンな政治”を前面に出して戦う考えです。
公明党 石井代表
「失われた政治への信頼をどの政党、どの政治家が取り戻すことができるのか。実績のある公明党しかできない」
公明党は、政策活動費の廃止や政治資金を毎年チェックする第三者機関の設置などを公約に掲げ「令和の政治改革」を断行するとアピールしています。
一方で、裏金問題を受けて自民党から非公認となったり、比例重複を認められなかった30人以上の候補者に推薦を決め、チグハグ感も否めません。
野党からは「非公認の人まで推薦して、明らかに共犯だ」などと批判の声が上がっています。
勝敗ラインについては、「自公で過半数」を掲げています。
候補者を擁立している11の小選挙区で勝利し、比例区では今の23議席以上の確保を目指します。
ただ、今回初めて、関西の6つの選挙区で維新との全面対決となり、道のりは甘くありません。
党幹部は「大阪はかなり厳しい。全国の皆さんに支援をお願いするほかない」と焦りを見せています。
これまで強固な地盤を築いてきた関西での結果は、今後の党の行く末にも大きな影響を与えるため、早速、石井代表の手腕が問われることになります。
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