燃料デブリの試験的取り出しをめぐり、不具合を起こしたカメラ2台のうち1台目の交換が10月17日行われている。

福島第一原子力発電所2号機での燃料デブリの試験的取り出しは、9月10日に着手され一度はロボットがデブリをつかんだものの、その後カメラの映像が見れなくなり中断された。
これを受け東京電力は、17日午前から不具合を起こしたカメラ2台のうち1台目を新しいものに取り替える作業を開始している。

カメラは高い放射線に晒されたことで、内部に電気がたまり不具合が起きたと見られていて、東京電力は復旧を断念し交換に向けた準備を進めていた。

カメラの交換作業は全体で2週間ほどかかる見通しで、試験的取り出し作業の中断から1か月となるが、再開時期はまだ見通せていない。

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