論戦が繰り広げられている衆議院議員選挙。候補者の主張や選挙戦をお伝えします。長野4区は自民党の前職に共産党の新人が挑む構図です。

長野4区に立候補したのは、届け出順に自民党・前職の後藤茂之さん、共産党・新人の武田良介さんの2人です。

自民党・前職の後藤茂之さん。今回の選挙戦も必勝を願う「木遣り」でスタートしました。
争点となっている「政治とカネ」の問題では、自身に不記載などはありませんでしたが、第一線に立って改革を進めたいとしています。

自民・前 後藤茂之候補:
「政治資金規正法の見直しや政治資金の透明化、しっかりと全力を尽くして取り組んでいきたい。国民の政治に対する信頼をしっかり回復していきたい」

岸田内閣で厚生労働相や経済再生担当相を務めた実績をアピール、「デフレ脱却」にむけた経済政策に力を入れていくと訴えています。

自民・前 後藤茂之候補:
「頑張って給料を上げていかないと日本全体が救われないんだと。これから先は、生産性を上げること。人手をうまく回していくような対策をやっていくこと。これを今後、経済政策としてしっかりと取り組んでいきたい」

政界や有権者からも「よく通る」と言われる声を生かし、支持を訴えています。

自民・前 後藤茂之候補:
「『遠くから後藤さん来るとわかる。声の質で分かる』と言っていただいている。丁寧に政治改革や政治資金の透明化について取り組んでいく。その上で、本当に責任のある政治を実行していく必要があると申し上げています」

共産党・新人の武田良介さん。党公認で立候補を予定していた女性が体調不良で断念し、9月末に立候補を表明しました。自民党派閥の裏金問題を徹底的に批判しています。

共産・新 武田良介候補:
「この裏金の問題というのは、自民党が派閥ぐるみでやってきたこと。今度の選挙で、こういう金権腐敗の政治、裏金の政治、もう終わりにしていこうではありませんか」

物価高が進む中、医療・介護労働者の賃金引き上げや年金の引き上げなど「社会保障の充実」に取り組むと訴えています。

共産・新 武田良介候補:
「物価が上昇してるわけですから、物価高騰にふさわしく年金を引き上げる必要があるのではないでしょうか。医療・診療・介護報酬、しっかりと引き上げて事業所の皆さんを支えていくことを緊急にやっていきたい」

過去、長野1区に2度出馬し、参議院議員を1期務めた経験もありますが、「4区では知名度不足」と自認していて、SNSを使った活動にも力を入れています。

共産・新 武田良介候補:
「SNSの発信、とりわけ動画の配信は重視して取り組もうと思う。どうやって国民の暮らしを守っていくのか。どういうふうに新しい日本をつくっていくのかということも一緒に訴えていきたい」

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