衆議院選挙と参議院の補欠選挙は投開票まで10月21日で1週間を切りました。
岩手めんこいテレビでは10月19日・20日、過半数を巡って与野党が攻防を続けている衆院選を中心に岩手県内で世論調査を行いました。
10月21日時点の情勢をお伝えします。
岩手めんこいテレビでは19日と20日、県内の有権者に無作為に電話をかける方法で調査を実施し1836人から回答をいただきました。
回答をいただいた人の性別は、男性が53.8%、女性が46.2%、年代は18歳から90代までとなっています。
はじめに「投票に行くか」を聞きました。
すでに「期日前投票に行った」という人が15.3%、期日前投票を含めて今後「行く予定」と答えた人が81.5%でした。
続いて候補者を選ぶ基準についてです。
「政治とカネ」の問題を重視すると答えた人が最も多く29.4%、次いで候補者の資質が23.0%、候補者の政策が16.2%などとなりました。
次にその政策について項目ごとに最も重視するものを聞いたところ、物価高・賃上げ対策が34.5%、年金・医療・介護が30.6%で、この2つが特に多く次いで外交・安全保障が7.8%でした。
普段支持している政党については、立憲民主党が35.3%で最も多くなり、次いで自民党が29.7%、無しと答えた人は11.8%でした。
選挙区ごとの情勢を見ていきます。
まずは元議員と新人のあわせて3人が立候補している岩手1区。
立憲民主党の前の議員・階猛候補は立憲の支持層の9割ほどを固めているほか、無党派層からも6割の支持を集めています。
一方、自民党の新人・米内紘正候補は自民と公明の支持層の7割程度を固めています。
そして共産党の新人・吉田恭子候補は共産支持層の8割程度を固めています。
続いて本州一広い選挙区、2人が立候補している岩手2区。
自民党の前の議員・鈴木俊一候補は自民と公明の支持層9割近くを固めているほか無党派層からも3割ほどの支持を得ています。
一方、立憲民主党の新人・中村起子候補は立憲の支持層の8割ほど共産の6割ほどを固めていて懸命に追いかけています。
今回が5度目の対決、前の議員同士の一騎打ちとなった岩手3区。
前回の雪辱を果たしたい立憲民主党の小沢一郎候補は立憲や共産の支持層約8割を手堅く固め無党派層からも4割近い支持を得ています。
対する自民党の藤原崇候補は自民支持層の8割、公明支持層の7割程度を固めていますが無党派層の支持は広がりを欠いています。
今回の調査では県全体の約2割の人が投票先を決めかねていて情勢は変わる可能性があります。
衆議院選挙そして参議院の補欠選挙の投開票は10月27日です。
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