中東地域では、イスラエル政府が、イランによる10月1日の大規模なミサイル攻撃に対抗措置をとるとしている一方、イラン側も反撃を辞さない構えを示しています。
こうした中、岩屋外務大臣は21日午後、イランのアラグチ外相と電話で会談し「中東情勢の緊張の高まりを深刻に懸念している」と述べ、事態のさらなる悪化を避けるようイランを含むすべての関係者に自制を強く求めました。
そのうえで、岩屋大臣は、イスラエルがイランに対抗措置をとる可能性を念頭に、事態が緊迫化した場合、イラン国内の日本人の安全確保に協力を要請したのに対し、アラグチ外相は「協力する」と応じました。
また、両外相はイランの核開発についても意見を交わし、岩屋大臣は、イランがIAEA=国際原子力機関と一層協力することが不可欠だと指摘しました。
そして、両外相は中東地域や国際社会の平和と安定のため、外相レベルを含め重層的な対話を継続していくことで一致しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。