自民党森山派(8人、近未来政治研究会)は26日、政治団体の解散届を総務相あてに提出した。同派関係者が明らかにした。裏金事件で解散表明した5派閥のうち解散を届け出たのは初めて。
領袖(りょうしゅう)の森山裕総務会長は、前会長の石原伸晃元幹事長が2021年衆院選で落選したことを受け、会長に就任。最小派閥で、裏金事件とは無関係だったが、岸田文雄首相主導の派閥解消の流れに同調して解散を表明し、毎週木曜の例会を取りやめていた。派閥事務所も解約し、閉鎖したという。
解散を表明した残る4派閥は政治団体の届け出を取り下げておらず、事務所も存続しており、名ばかり解散との批判が上がっている。(松山尚幹)
◇
自民党の6派閥のうち五つが解散を表明しましたが、①解散表明②他派閥と掛け持ちをさせないための定例会合の中止③政治団体の取り下げ④事務所の閉鎖の4条件がそろった際に解散したと判断します。派閥の解散表明後も事務所を維持するなどし、実態として存続した歴史があるためです。森山派は4条件を満たしたため、今後は「旧森山派」と表記します。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。