石破茂首相(自民党総裁)は24日、広島市での街頭演説で自民党が衆院選(27日投開票)で非公認とした候補の党支部に政党交付金2000万円を支出したことについて「政党支部に出しており非公認候補に出していない」と指摘した。「選挙のために使うことはない」と強調した。
共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が23日に報じた。首相は「この時期に報道が出ることに憤りを覚える」と訴えた。「そのような報道に負けるわけにもいかない。偏った見方に負けるわけにもいかない」と語った。
自民党の森山裕幹事長は23日、政治資金収支報告書の不記載があった議員のうち非公認とした候補の党支部に政党交付金2000万円を支出したことを認めた。首相は24日の街頭演説で触れ「自民党の公約、政策をわかってもらいたい思いで政党支部に出した」と強調した。
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