記者会見を終え、記念撮影に臨む東北大の冨永悌二学長(左)と三井不動産の植田俊社長=26日午後、東京都中央区

東北大と三井不動産は26日、産学連携の取り組みを広げるための新たなコミュニティーを協力してつくると発表した。半導体や宇宙といった分野の研究に強みを持つ東北大を核に大企業やベンチャー企業、外部研究者らを結んで研究を活発化させ、さまざまな技術革新を促すのが狙いだ。

新組織は「みちのく」とかけた名称「MICHINOOK(ミチノーク)コミュニティ」とし、有料の企業会員や無料の個人会員を募る。個人が26日、企業は8月にそれぞれ募集を始める予定。設立5年で100社、5千人の参加を目指す。

東北大が仙台市の「青葉山新キャンパス」に整備する「サイエンスパーク」を主な舞台に、先端領域の研究者らと会員が交流したり、研究発表会を開いたりする計画だ。会員組織の運営、活性化の仕掛けづくりを三井不動産が担う。

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