10月27日投開票の衆院選に向け、長野県内の小選挙区に候補者を立てている各党の党首や幹部も続々と県内入りし、「政治とカネ」の問題や物価高対策などで論戦を繰り広げています。

自民・高市早苗氏:
「長野県と言えばリンゴやシャインマスカットも作って、素晴らしい高付加価値の果樹がありますよね」

9月の自民党総裁選で決選投票まで進んだ高市早苗・前経済安全保障担当大臣。公示翌日に長野市に入り「国力の強化は待った無しの状況」と訴えました。

自民・高市早苗氏:
「外交力であり、防衛力であり、経済力であり、技術力であり、情報力であり、人材力。この6つの力を今、強くしないと間に合わないようになる。日本の総合的な国力を強くしたい、強い経済をつくりたい、強い国土をつくりたい、全世代の安心感をつくるために働きたい」

立憲民主党の小川淳也幹事長は22日、飯田市に入りました。舌鋒鋭く自民党の裏金問題を批判し、政治改革の必要性を訴えました。

立憲・小川淳也 幹事長:
「一連の逃げ切り劇、幕引き劇を通して、公認するだのしないだの、比例復活を認めるだの認めないだの勝手なこと言ってますね」
「今の法律はザル法ですから、穴だらけですから、あの人たちやる気ありませんから。逃げ切ることや幕引き図ることしか考えていませんから。政治改革の厳罰化の部分は私たちの手でやらせていただきたい」

日本維新の会の藤田文武幹事長は22日、長野市や松本市に応援に入りました。力を入れて訴えたのは、徹底した行財政改革による国民の負担軽減です。

維新・藤田文武 幹事長:
「国民生活をいかに良くしていくかということにとにかく本気で取り組む。これが最も必要だと。今の自公政権はとにかく何かあったら新しい負担を増やしていく。税金や社会保険料を上げていく。ずっと国民の皆さんに負担ばっかり強いてきたのがこの30年です」
「とにかく無駄を省いて、維新の会は国民の皆さんに還元し、負担を下げる。そして消費を上向きにさせて、改革で成長して安心してもらえる国をつくる」

共産党・田村智子 委員長:
「長野の皆さん、帰ってまいりました。ただいまと言いたいです」

小諸市出身の共産党・田村智子委員長。22日に上田市で街頭演説し、裏金問題を批判しつつ企業献金の廃止や中小企業の支援の取り組みを訴えました。

共産党・田村智子 委員長:
「裏金大掃除、金権腐敗、金まみれの政治の根を断つということですね」「金の力で政治をゆがめてきた、もうこの企業献金廃止するしかありません」「大企業が増やしすぎた内部留保に税金をかけて中小企業の賃上げを直接支援する、そうしたら小さなお店も心配なく不安なく賃金上げることができますよね」

衆院選の投開票は10月27日です。

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