衆院選福岡8区は自民前職で元首相の麻生太郎氏(84)が、共産新人で元直方市議の河野祥子氏(44)らを破り、15選を確実にした。
麻生氏は福岡県飯塚市出身。「石炭王」と呼ばれた曽祖父・太吉氏が炭鉱をはじめ電力、鉄道、金融など手広く事業を手掛けて財をなした。麻生グループは現在、おいの巌氏が率いる。高祖父に明治維新を指導した大久保利通、祖父に吉田茂元首相がいる。
中選挙区制時代の1979年衆院選で旧福岡2区に立候補し、初当選を果たした。3選を目指した83年衆院選では、社会党書記長や衆院副議長などを務めた多賀谷真稔(しんねん)氏らに敗れて落選。86年衆院選で国政に復帰し、小選挙区制導入以降は地元・飯塚市を含む福岡8区で当選を続けていた。
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