27日投開票の衆院選は、自民党の裏金事件に関係した前議員ら46人に有権者がどのような審判を下すかにも注目が集まった。このうち、党公認を得られず無所属で立候補した旧安倍派幹部ら10人の当落をまとめた。(デジタル編集部)

◆20時30分時点で4人落選、1人当選が確実に

投票が締め切られた午後8時から、共同通信が実施した当日の出口調査などを基に、当落が次々と決まった。 旧安倍派幹部の西村康稔元経済産業相(兵庫9区)は当選を確実にした。 下村博文元文部科学相(東京11区)は落選が確実となった。他に細田健一氏(新潟2区)、中根一幸氏(埼玉6区)、上杉謙太郎氏(福島3区)も落選が確実に。いずれも党の公認が得られず、比例代表への重複立候補はできなかった。 萩生田光一元政調会長(東京24区)、高木毅元国対委員長(福井2区)、平沢勝栄元復興相(東京17区)、小田原潔氏(東京21区)、三ツ林裕巳氏(埼玉13区)については、当落の見通しがついていない。 10人のうち上杉氏を除く9人は、当初は選挙区で公認を得られる見通しだったが、公示直前に非公認と決定。比例単独の公認を得られなかった上杉氏は、福島3区で非公認となった前職の出馬辞退を受けて、選挙区からの出馬に切り換えた。 立憲民主党など野党は、知名度の高い「非公認裏金議員」の選挙区に党幹部らを投入して攻勢を強めた一方、野党間の候補者調整は一部を除き不調だった。 

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