参議院岩手選挙区の補欠選挙の投票は午後8時までに締め切られました。
開票状況について、選挙管理委員会の発表はまだありませんが、NHKの事前の情勢取材や、27日に投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、立憲民主党の元議員で社民党岩手県連合が推薦した木戸口氏が、ほかの候補を大きく引き離してきわめて優勢です。
また、26日までに期日前投票をした人を対象に行った調査でも、木戸口氏が大きく上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、木戸口氏の2回目の当選が確実になりました。
木戸口氏は岩手県花巻市出身で61歳。
衆議院議員の秘書や岩手県議会議員を経て、2016年の参議院選挙で初当選しましたが、前回・2年前の選挙では、自民党の候補に敗れました。
今回の補欠選挙は、2年前の選挙で当選した広瀬めぐみ元参議院議員が、公設秘書の給与などを国からだまし取った疑いで東京地検特捜部の捜査を受けて自民党を離党し、ことし8月に辞職したことに伴い、行われました。
選挙戦で木戸口氏は、物価高騰対策として、税制と社会保障制度を改革し、可処分所得を増やしていくことなどを訴えました。
その結果、立憲民主党や社民党の支持層、それに無党派層からも幅広く支持を集めました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。