自民党の裏金問題は連立政権を組む公明党にも大きな打撃となり、石井啓一代表(66)が落選する事態となった。公明の代表落選は、旧民主党政権が誕生した2009年衆院選で太田昭宏氏が落選して以来15年ぶり。
石井氏は比例北関東から埼玉14区に転出し、初の小選挙区での戦いだった。政治改革を訴え、国民民主党の前職、鈴木義弘氏(61)と接戦を繰り広げたが逆風をはね返せなかった。
公明は候補を擁立した11小選挙区で、いずれも比例代表との重複立候補をしておらず、比例復活はない。石井氏は15年間代表を務めた山口那津男氏の後を引き継ぎ、9月に代表に就任した。【野間口陽】
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