立憲民主党は140議席以上を獲得しました。今後、どのような戦略を描いているのでしょうか。国会記者会館から報告です。
(政治部・村上祐子記者報告)
最大の焦点は、「どの野党と協力して政権を取りに行くか」ということです。
立憲が躍進したとはいえ、単独では、過半数の議席を取ることはできません。他の野党と連立を組むなど政権の枠組みを検討する必要があるため、立憲は、早速28日午前中に役員会を開き、今後の対応を協議します。
具体的には、総理大臣の指名選挙で「野田代表」の名前を書いてもらうため、石破内閣の不信任案を共同で提出した日本維新の会、共産党、国民民主党に協力を呼び掛けます。国会で統一会派を組む社民党や選挙で一本化した実績のあるれいわ新選組との連携も模索する考えです。
ただ、国民の玉木代表はすでに総理大臣指名選挙で「自分の名前を書く」と明言しています。
維新も「憲法に対する考え方などが一致しない限り協力しない」と消極的で、どこまで野党の協力を得られるか不透明です。
立憲は、水面下で維新幹部に接触するなど他党への働き掛けを始めています。
政権交代に向けた党運営が、早速試されることになります。
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