衆議院選挙と参議院補欠選挙は10月27日に投開票が行われ、このうち岩手県内の小選挙区では立憲民主党が2議席、自民党が1議席を獲得しました。自民党が議席を1つを失った形です。
一方、5人が立候補した参議院補欠選挙では、立憲民主党の木戸口英司さんが勝利しました。
自民、立憲、共産の三つどもえの戦いとなった岩手1区は、立憲民主党の階猛氏(58)が9万4409票を集め7期目の当選を果たしました。
岩手1区で当選 立憲 階猛氏
「金融政策とか財政政策、税制とかそういったことを訴えていましたので、そういった分野で中心となって働くことができればと思っている。何とかそのために政権交代だと思っている」
前の議員と新人の一騎打ちとなった岩手2区では、財務大臣などを歴任し現在、自民党の総務会長を務める鈴木俊一氏(71)が11万6000票近くを獲得し勝利しました。
岩手2区で当選 自民 鈴木俊一氏の長男 俊太郎氏
「財務相としてしっかりと仕事をしてきたという自負があったので全面に訴えた。『(自民党は)何をやっているのだ』とこういう厳しい声も頂いたので、しっかりそういう声も受け止めて政治改革に取り組んでいかなければならない」
岩手3区では立憲民主党の小沢一郎氏(82)が、自民党の藤原崇氏に3万1000票以上の差を付けて勝ち、3年前の雪辱を果たしました。
岩手3区で当選 立憲 小沢氏の陣営 佐々木順一選対本部長
「19回目の当選の他に、もう一度3回目のの政権交代を 小沢氏は12日間必死に訴えてきた。この思いが実現することを皆さんとともに期待を申し上げる」
一方、与党の候補が出ない中、5人が立候補した参議院の補欠選挙では、立憲民主党の木戸口英司氏(61)が全体の7割近くに当たる約33万5000票を獲得し勝利しました。
参院補選で当選 立憲 木戸口英司氏
「岩手から日本の政治を立て直していく。岩手は改革の先進地、野党共闘の源流でもある。誠実にひたむきに真剣に政治に取り組んでいく。そういうことをお約束したい」
県選挙管理委員会によりますと、県内の投票率は衆院選が55.55%、参院補選が55.54%でした。
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