選挙結果を受けて小泉選対委員長が辞任しましたが、結局、大敗の責任は誰にあるのか。さらに「石破おろし」に発展する可能性はあるのでしょうか。
■“石破おろし”は? 「大敗」責任は誰に
裏金事件の震源地である旧安倍派の事務総長も落選。
自民非公認 高木毅さん
「すべては私の不徳の致すところ、至らぬせいでございまして、改めて皆様方に心よりおわびを申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」
閣僚経験者も落選。
自民 比例重複なし 丸川珠代さん
「私も言葉の限りを尽くして説明をさせていただいたつもりですが、ご信頼を得るには至らなかったということだと思います」
現役大臣も落選しました。
小里泰弘農林水産大臣
「裏金と言われる問題の経緯を今一度、検証して、自民党自体が再起を図ることがまず大事であると思っています」
落選した候補者からは恨み節も聞こえてきました。
旧安倍派最高顧問で14回目の当選を目指した衛藤征士郎氏。裏金問題では、党役職停止処分を受けています。
自民 旧安倍派最高顧問 衛藤征士郎さん
「不記載問題を『裏金、裏金、裏金』と、野党はじめマスコミがそれを強く国民に訴えた。これは非常に大きな選挙戦に影響ありました。一度、司法が検察も100人態勢で聴取し、結果として不起訴、起訴と決めたわけですね。その決めたことに対して党の方で重ねて政治がそれに介入して処分をやった。この誤解は大きいですね」
自分は不起訴になったのに党の執行部が処分を下したことが影響したという主張です。
やはり党の執行部がやったことが悪影響になったとこぼすのは下村博文元文部科学大臣。裏金問題で党員資格が停止され、無所属で出馬しました。
無所属で出馬 下村博文元文科大臣
「(Q.選挙終盤に自民党支部に2000万円支給の報道、影響は?)私自身は政党支部は4月に解散していましたから2000万円の入金が受け皿もないし、(支給が)あったわけではないが、いわゆる裏金議員として私も同じように見られたということで、ものすごくマイナスになったと思う」
連立を組む公明党では、党の代表と副代表1人が落選しました。
公明党 落選 石井啓一代表
「公明党は不記載の問題に全く関係ない。両党というひとくくりの中でみなされる」
与党大敗“責任”は誰に…。
自民 小泉進次郎選対委員長
「選挙の責任はすべて選対委員長の責任です」
自民 森山裕幹事長
「(Q.(幹事長は)続投?)責任を果たしていきたいと思います」
石破茂総理大臣
「ずっと長く政権を担当させて頂いた。それも常に常に自らを律していかねばいかんのですけど、どこかにゆるみ、おごりがあったことは私自身、反省をしているところです」
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