外務省は29日、欧州連合(EU)の外相にあたるボレル外交安全保障上級代表が31日〜11月2日に来日すると発表した。1日に岩屋毅外相と初めての外相戦略対話を開き、インド太平洋地域で初のEUとの安全保障・防衛のパートナーシップ協定を結ぶと説明した。

岩屋氏は29日の記者会見で「安全保障分野の協力を中心に、率直な意見交換をしたい」と語った。「EUがインド太平洋への関与を強化し日EU間の協力を継続すると確認したい」と強調した。

協定は2025年1月1日に発効する。海洋安全保障や宇宙、サイバーセキュリティーなどの分野での協力を盛り込む。

岩屋氏は協定を「日本とEU、EU加盟国が幅広い事項の協力を推進し、相互の戦略的なパートナーシップを強化する法的な基盤」だと説明した。「安全保障、防衛のあらゆる分野で協力、対話のさらなる発展、深化、強化を目指す」と述べた。

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