10月27日に投開票が行われた衆院選で行方がわからなかった投票用紙2枚が、28日になって投票箱の隙間に挟まった状態で見つかっていたことがわかりました。
集計漏れがあったのは長野県小布施町です。
町選挙管理委員会によりますと、27日夜に公民館で行われた開票作業の際、比例代表の投票総数が投票者の総数に比べて2票少ないことが判明しました。
しかし、会場内を探しても投票用紙が見つからなかったため、有権者が持ち帰ったものとして処理しました。
ところが、28日午前9時過ぎに投票箱を片付けていたところ、折り畳み式の箱の底と側面の隙間に、二つ折りになった2枚の投票用紙が重なった状態で挟まっているのを職員が見つけました。
二つ折りになった投票用紙は縦が約6センチ、横が約4センチで、開披台の上で投票箱を開けて開票作業に入った際に何らかの理由で挟まってしまったと見られています。
投票箱は票の開披後に点検しますが、箱の中に票が残っていないかを確認するのに主眼が置かれていて、箱の外側の隙間は「盲点」だったということです。
既に開票事務は終わっているため、結果の修正などは行わないということです。
小布施町選挙管理委員会では「有権者の意思を反映できず、深くお詫び申し上げます。今後、このような事案が生じないよう指導・注意喚起を徹底するとともに、投票箱の外側も入念にチェックする体制を講じ、再発防止に努めて参ります」とコメントしています。
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