国連の女子差別撤廃委員会が、皇位継承資格を男系男子に限定している皇室典範の改正を勧告したことについて、林官房長官は「大変遺憾で強く抗議する」と反発しました。
林官房長官
「(国連の委員会の)最終見解に皇位継承にかかる記述がなされたということは大変遺憾であります。今般の発表を受け、委員会側に対して強く抗議をするとともに削除の申し入れを行ったところでございます」
林長官は皇位継承について、「皇位に就く資格は基本的人権に含まれておらず、女子差別撤廃条約の女子に対する差別には該当しない」として、国連の委員会側に「強い遺憾の意」を伝えたと述べました。
そのうえで、「皇位継承は国家の基本に関わる事項であり女子差別撤廃委員会が取り上げることは適当ではないと説明した」と明らかにしました。
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