東北電力が公表した12月分(11月使用・12月請求分)の電気料金は平均的な家庭で8782円と、政府の補助金がなくなることで前の月から596円の値上がりとなった。
※従量電灯の平均的なモデル(契約電流30A、使用電力量260kWh)

東北電力によると、今回の電気料金に反映される平均燃料価格は、1キロリットルあたり4万6800円で前の月と比べ千円値下がりしたものの、「酷暑乗り切り緊急支援」として実施されていた政府の補助金が11月分で打ち切られることから全体としては値上がりになった。

東北電力管内では、政府の補助金が一度打ち切られた2024年7月の電気料金が平均的な家庭で8855円と、現在の燃料費調整制度が始まった1996年以降で最高となったが、今回公表された12月分も過去3番目に高いという。

東北電力は「燃料価格は2023年に比べると落ち着いてはいるものの、世界情勢や為替によって変動するため、この先の傾向を読むのは難しい」としている。

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