GPIFは11月1日、ことし7月から9月までの運用実績を発表しました。
それによりますと、期間中の運用実績は9兆1277億円の赤字で、収益率はマイナス3.57%となりました。
円高による海外資産の収益の悪化や国内株価の下落が主な要因で、資産別の収益は、外国債券が3兆4730億円、外国株式が3兆4579億円、国内株式が3兆1137億円の赤字となった一方、国内債券は9170億円の黒字でした。
この結果、2001年度に市場での運用を始めてからの累積の収益額は153兆6431億円の黒字で、収益率は4.26%となり、運用資産の総額は248兆2274億円となりました。
GPIFは「引き続き、長期的な観点から運用を行い、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと責任を果たしていく」としています。
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