安全管理のトップにベテランが再登板です。
市電の運行トラブル再発防止へ、熊本市交通局は新たに安全統括管理者を起用し、1日、辞令を交付しました。
新たに安全統括管理者に任命されたのは島田 裕士さん(65)です。
島田さんは元熊本市職員で、2002年から定年を迎える2019年度まで交通局に勤務。最後の7年間は、当時の安全統括管理者を務めていました。
【島田 裕士 安全統括管理者(65)】
「交通局の内情もある程度理解している私、それと経験もある私ということでお話をいただいたと思っています」
熊本市電では、今年これまでに重大事故に当たる脱線や走行中に車両の扉が開く重大インシデントなど合わせて12件の運行トラブルが発生。
熊本市交通局は9月、国交省九州運輸局からの改善指示を受け、これまで営業所長が兼務していた安全統括管理者の位置づけを見直し、交通事業管理者、次長に次ぐ専任のポジションとしました。
【井芹 和哉 交通事業管理者】
「安全部門に関しては実質の責任者という位置づけになる」
【島田 裕士 安全統括管理者(65)】
「〈これが事故になるのではなかろうか〉〈どうなるのだろう〉というリスクマネジメント。〈個々が考えられるようなことができれば〉という思いはあります」
熊本市交通局は、さらに来年1月にも新たな安全対策のセクションを設置する予定です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。