国民民主党の玉木雄一郎代表は5日午前の記者会見で、同日午後に予定している立憲民主党の野田佳彦代表との党首会談で、外交・安全保障や原発を含むエネルギー政策といった「基本政策」について「どのような協議が可能か改めて問題提起したい」と語った。
玉木氏は、基本政策が一致しない限り「選挙区調整も、首相指名選挙も一致するという話にはならない」と主張。「基本政策の一致が早いうちにできていれば、いろんな選択肢があったと思う」とも述べた。
玉木氏はまた、衆院選で連合が推薦した国民民主の公認候補のいる選挙区に、立憲が後から候補者を擁立したケースがあったことを問題視した。「政治的には殺されかかった人間がいっぱいいる。それを勝ち残ってきた彼らに(首相指名選挙で)『立憲の代表の名前を書け』とは言えない」と語った。
国民民主の票は28票しかないとして、仮に国民民主が首相指名選挙で立憲の野田氏の名前を書いたところで「結果に対して変化を及ぼせない」とも主張した。【遠藤修平】
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