林芳正官房長官は5日、衆院議院運営委員会に代わる各派協議会と参院議運委理事会に相次いで出席し、衆院選を受けた特別国会を11日に召集すると正式に伝えた。召集日に開かれる衆参両院本会議で首相指名選挙が行われ、石破茂首相(自民党総裁)が第103代首相に指名される見通しだ。

これに先立ち、立憲民主、日本維新の会、国民民主、共産の野党4党の国対委員長は国会内で会談。特別国会に関し、予算委員会や政治倫理審査会の開催とそれに必要な会期の確保を要求する方針で一致した。野党が衆院の多数を占めた現状を踏まえ、議長や委員長のポスト割り振りについて与党側と交渉することも申し合わせた。

自民党は特別国会の会期について、首相の外国訪問日程を考慮して14日までの4日間にとどめたい考え。5日の衆院各派協議会では与野党がそれぞれの主張をし、平行線をたどった。

会談に臨む(左から)共産党の塩川鉄也国対委員長、日本維新の会の遠藤敬国対委員長、立憲民主党の笠浩史国対委員長、国民民主党の古川元久国対委員長=5日午前、国会内

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