参院自民党は5日の執行部会で、体調不良のため辞任する尾辻秀久参院議長(84)の後任に、関口昌一参院議員会長(71)を推すことを決めた。11日召集の特別国会で選出される見通し。
松山政司参院幹事長は5日、記者団に「今後非常に難しい国会運営が予想されるということもあり、関口会長が適任者だと判断した」と説明した。
関口氏は2003年に参院埼玉選挙区補選で初当選し、5期目。外務政務官、副総務相などを歴任し、17年から参院国対委員長、19年から参院議員会長を務めている。
後任の会長については、今回は緊急性を考慮して会長選挙は実施せず、関口氏の推薦に基づき、6日の参院特別総会で選任する。後任には武見敬三前厚生労働相(73)を起用する方向で調整している。【竹内望】
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