2025年度から5年間の福井県の観光振興の指針を検討する会議が6日、県庁で開かれました。観光面でも「幸福な県」という魅力を前面に押し出します。
 
県は、観光振興について重点的に取組むべき考え方などをまとめた「ふくい観光ビジョン」を定めていて、6日は2025年度から5年間の新しい観光ビジョンを検討する2回目の会議が開かれ、有識者や観光事業者らが意見を交わしました。
 
杉本知事は「全国的にみると少子高齢化の影響で国内の旅行の需要は縮小している。これからはインバンド客の取り込みも重要な要素なので、新しい展開を見せていきたい。そのために皆さんの知恵を拝借したい」とあいさつ。

骨子案では基本理念に「しあわせ発掘ふくい~知るたび、幸せになる旅~」を掲げ、▼インバウンド強化▼ブランドの磨き上げなどといった持続的に稼げる観光に向けた戦略や、今後5年間で実施すべき施策案が示されています。
 
この骨子案について参加者からは「『幸せ発掘』という福井の旅の魅力を外国人に十分伝えるために英語での表現にも気をつかうべき」という意見や「様々な施策案があるが重点戦略や優先順位を設定すべき」などと意見が出されました。
 
2025年1月には最終となる3回目の会議が開かれ、年度内に観光消費額や観光入れ込み数などの目標値も設定された新しい「ふくい観光ビジョン」が策定されます。

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