総選挙で大躍進を遂げた国民民主党。
7日、それを象徴する光景が。

「まず当選おめでとうございます」とあいさつをする玉木代表の目の前には、初当選した“玉木チルドレン”がずらり。
党の新人研修会が行われていました。

国民民主党・玉木代表:
重い責任を背負っていることをこれまで以上に自覚して…。

議席数が4倍に増えたため、新人の教育は急務。
「イット!」は、神妙な面持ちで玉木氏らの講義を聴く新人、鳩山紀一郎氏(48)に注目しました。

曽祖父は、自民党の初代総裁も務めた鳩山一郎元首相。
そして父は“政界の宇宙人”とも呼ばれた鳩山由紀夫元首相です。

紀一郎氏の父・鳩山由紀夫元首相(2010年8月):
私の息子、紀一郎が(ロシアの研究を)手がけることになったということは、鳩山の家としても非常にうれしく思っています。

今から14年前、当時研究者だった紀一郎氏が首相を辞めたばかりの父・由紀夫氏とともにロシアを訪れた際の映像です。

紀一郎氏の父・鳩山由紀夫元首相(2010年8月):
友愛精神という心を重視する政策が今こそ求められている。

「友愛政治」を掲げる父に対し、紀一郎氏は「手取り増」を掲げる国民民主党で初の選挙に臨みました。

国民民主党・鳩山紀一郎氏(2023年12月):
世襲なのかどうかというところに関連して、選挙地盤、後援会、そういったものを一切引き継いでおりません。

自民党の議員に2万票近い差をつけられたものの、比例で復活当選した紀一郎氏。

一方で、当選後に党の看板政策「103万円の壁」に関する持論をXに投稿したものの、その後“諸事情のため”として投稿を一時停止すると表明しました。

7日、研修会終わりの紀一郎氏に話を聞こうとしたところ、本人は取材を承諾。

ところが、党の職員が間に入る形で、取材はブロックされてしまいました。

今後、手取り増に向け、国会で議論を交わす玉木チルドレンたち。
生の声が聞かれるのはもう少し先かもしれません。

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